はじめに
先日、群ようこさんの『かもめ食堂』を読みました。
10年以上前に出版された本ですが、とても読みやすく、また新鮮に感じました。
物語の内容はもちろん、フィンランドについても「とっても素敵な場所なんだろうな~」と感じたので、今回は『かもめ食堂』から学ぶフィンランドの魅力についてお伝えしていきたいと思います。
『かもめ食堂』のあらすじ
『かもめ食堂』は、主人公である日本人女性のサチエがフィンランドの首都ヘルシンキで食堂を開店・経営していくお話です。
開店当初、フィンランドの人たちからは、お店には幼く見えるサチエしかいないので「子どもしかいない変な店」と認識されていました。
お客さんはガッチャマンが大好きな日本マニアの青年トンミだけ。。。
そんな中、訳ありな日本人女性ミドリやマサコがやってきて、食堂で一緒に働くことになります。
お店の看板メニューはサチエが心を込めて握る「おにぎり」ですが、フィンランドの人たちにはなじみがなく、あまり受け入れられません。
でも、フィンランドの定番食「シナモンロール」は人気があり、少しずつお客さんも入るようになっていきます。
いろんな事情がある人たちとの出会いがあり、そんな中でもふつうの日常を重ね、そして人気店になっていく『かもめ食堂』。
とてもあたたかくて、そして爽やかなお話でした。
この小説は小林聡美さん主演で映画化もされているので、そちらもいつか観てみたいです。
フィンランドってどんな国?
どこにあるの?
フィンランドは北ヨーロッパにあり、北側はノルウェー、西側はスウェーデンと国境を接する国です。
黄色でしるしをつけているのがサチエが『かもめ食堂』を開いたフィンランドの首都「ヘルシンキ」で、国の最南部に位置します。
日本からはどうやって行くの?
日本からは、フィンランドの首都ヘルシンキ行きの直行便が出ています。
成田・名古屋・関西空港から、ヘルシンキまでの直行便が毎日就航しています(10月~3月は名古屋便が一部減便)。
夏期のみ福岡便も運行があります(曜日限定)。日本からヘルシンキまでは9.5~10.5時間です。
✔ 日本航空
日本航空は成田空港からヘルシンキまでの直行便を毎日就航しています。
日本からヘルシンキまでは9.5~10.5時間です。
✔ スカンジナビア航空
スカンジナビア航空はヘルシンキまで成田空港からコペンハーゲン経由で毎日就航しています(冬期は一部減便)。
成田からコペンハーゲンまでは約11~11.5時間、ヘルシンキまでは約1.5時間です。
フィンランドの言語は?
使用されている言語はフィンランド語が93.4%、スウェーデン語が5.9%で、この2つが公用語となっています。
フィンランドで多く使われているフィンランド語は、修得の難しい言語のランキングでも上位に入るほど難しい言語だそうです。
ちなみに・・・
「やあ!」「こんにちは!」は「Moi(モイ)」「Hei(ヘイ)」
「さようなら」「バイバイ」は「Moi moi(モイモイ)」「Hei hei(ヘイヘイ)」
と言うそうです。何だか可愛いですね♡
私はフィンランド語はもちろん英語も苦手なのですが、これを持っていると海外旅行でも現地の方とのコミュニケーションがスムーズに出来そうです。
ちなみに・・・私たち夫婦の新婚旅行はハワイだったのですが、ハワイは日本人観光客も多いので、お店のメニューなどにも日本語表記があったり、多少は日本語を理解される方もいらっしゃいました。
それでも、やっぱり言葉でのコミュニケーションに不便を感じました。
こういう機械があったら重宝したと思います。
フィンランドと言えば!!
ここからはフィンランドの魅力について書いていきます。
ムーミン
「フィンランド」と聞いて、フィンランド生まれのムーミンを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
ムーミンは日本でもとっても人気のあるキャラクターですね♪
ムーミンゆかりの地であるタンペレとナーンタリは、いずれもヘルシンキから鉄道で1時間半~2時間ほどで行くことが出来ます。
タンペレには、ムーミンファンなら一度は訪れたいムーミン美術館があります。
館内にはムーミンはもちろん作者トーベ・ヤンソンの他作品関連のコレクションが展示されています。
最大の目玉は、高さ6mもあるムーミンハウス!!
プロジェクションマッピングを使った空間や日本語対応アプリもあるので、大人から子どもまで幅広い世代が楽しむことができます♪
併設されたレストランではムーミンコラボメニュー、ムーミンショップで限定アイテムも手に入れることができます。
ナーンタリはフィンランド有数のリゾート地です。
ファンタジーに登場するムーミン谷の、美しい自然そのものの世界が広がっています。
ナーンタリの町から湖上の橋を渡った所にあるカイロ島には、島一つが丸々ムーミンのテーマパークになったムーミンワールドもあります。
また、ナーンタリには限定3部屋の「ムーミンルーム」がある「ナーンタリスパホテル」もあります。←限定3部屋なので予約は難しいそうですが・・・
書きながら、私もフィンランドに行ってみたくなりました!!
こちらは日本では入手が難しいアイテムも入ったベビー&マタニティグッズです。
フィンランドの首都ヘルシンキ近くの小さな島から、高品質で安全なグッズが届きます(送料無料!)
出産のお祝いにもおすすめなムーミングッズです♡
マリメッコ
ママたちにも大人気のマリメッコ!!
私も大好きで、身の回りにもマリメッコグッズがたくさんあります。
『かもめ食堂』の中でもマリメッコの洋服がアクセントになっていたり、フィンランド航空の機体にもマリメッコデザインのものがあります。
マリメッコの本社は首都ヘルシンキ郊外にあり、アウトレットもあります。
郊外と言っても、ヘルシンキ中心部から7kmほどの場所。
地下鉄でヘルシンキ中央駅から6駅、所要時間10分ほどで行くことが出来ます。
直営店は最新のものなのでアウトレット価格ではありませんが、アウトレットでは食器や洋服など、大幅値下げされたものがたくさん並んでいます。
日本では未発売の商品もあり、目移りしそうですね!
世界大会
フィンランドには様々な世界大会があります。
しかも、それらはちょっと変わった世界大会ばかり・・・
一部を紹介させていただきます。
2006年・2007年にダイノジの大地洋輔さんが優勝され、話題になりましたね。
2007年、SETSTOCKに大地さんが出演されていて、私も一緒に写真を撮ってもらった記憶があります。
✔ 奥様運び大会(東スオミ州 北サヴォ県 ソンカヤルヴィ)
優勝者には奥様の体重(49kg以上)と同じ量のビールが贈られます。
この大会、奥様の運び方がまた変わっています!
気になる方は上記リンクで写真も見れるので、ご覧ください♪
私はふとっちょだからダメ(笑)。
✔ 世界サウナ選手権(南スオミ州 ヘイノラ)
こちらの大会は、2004年に笑福亭鶴瓶さんが挑戦されました。
優勝者にはモロッコのアガディールで過ごす1週間の旅が贈られていました。
2010年に大会による死亡者が出たため、それ以来は行われていません。
その他
その他にもフィンランドにはオーロラを見ることが出来たり、サンタクロースに1年中会うことが出来る「サンタクロースのオフィス」があったりとたくさんの魅力があります。
知れば知るほど、フィンランドに行ってみたくなりますね♪
おわりに
今回私は、群ようこさんの『かもめ食堂』を読んでフィンランドに興味を持ちました。
元々ムーミンやマリメッコが好きだったのでフィンランドに興味はあったのですが、『かもめ食堂』を読み、そしてフィンランドについて色々と知ることで、ますますフィンランドは気になる場所になりました。
大好きなムーミンやマリメッコ。
静かで雄大な森。
いつか、機会があればフィンランドに行ってみたいです♡
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